真の素直さ
- 篤志 天野
- 2022年9月17日
- 読了時間: 6分
更新日:2022年10月30日

皆さんは,
「素直」という言葉をどんな意味で使われていますか?
この記事を読んでいるあなたは、
私は素直だと
心から自信をもって答えるだろう
なぜなら素直に生きてきた結果が
今の結果に繋がっている経験をしてきているからだ
だがなぜ素直なのに
成功者と呼ばれる成功に近づかないのだろうか
成功するには何が足りないのだろうか
それについて深堀をしていこう
辞典では、
「性格や態度にひねくれたところがなく、あえて人に逆らったりしないさま」
と定義されている
おそらく、
同じような意味合いで用いられている方が多いのではないか
よく、
「人の意見には素直に従った方が良い」などという話があるが,
これはまさに典型的な「素直」の使われ方ではないかなと思う
逆に言うと、他者に意見を言われても、
結果としてその意見を取り入れずに
自分の考えを押し通す人は、
「素直さ」を持っておらず、「頑固」だと思う方も多いのではないか
かく言う私も、
以前は「素直さ」は「従順」に近いものとして
イメージしていたことがあった
しかし,学んでいく中で、
松下幸之助の「素直な心」に関する教えを知って、
一瞬にしてイメージの張替えをされたのである
松下幸之助の考える「素直な心」で特に私が関心を持っている2つを見ていこう
曰く,
「素直な心というものは、だれに対しても何事に対しても、謙虚に耳を傾ける心である。」(素直な心の内容10か条・第2条『耳を傾ける』)
曰く,
「素直な心というものは、すべてに対して学ぶ心で接し、そこから何らかの教えを得ようとする謙虚さをもった心である。」
(素直な心の内容10か条・第6条『すべてに学ぶ心』)
この2つを見て、
「なんだ。大げさなこと言ってたわりには、
辞書的な意味とあんまり変わらないじゃないか。」
と思われた方もいらっしゃるかもしれない。
だが,人の意見に「従順」に従うことと、
人の意見に謙虚に耳を傾け、
あらゆる物事から学びを得ようとする謙虚さを持つことは
全く意味が違う
人の意見に「従順」に従うというのは、
端的に言ってしまえば何も考えずに
(もしくは自分の考えを押し殺して)他人の意見に乗っかっているだけである
そこには、
個人が自立的意思決定(=選択)を行う上で極めて重要なものが抜け落ちている
何だと思いますか?
すぐに答えれたあなたはもうこの記事を見る必要はない
今にでも成功していることだろう
それは、何かというと、
「責任」である。
単に、
「上司の命令だから。」とか、
「親が言うから」とか、
「自分よりできる人の意見だから。」とか、
そういった理由で従順に
他者の意見に乗っかって行動を選択した場合、
仮にその結果望み通りの展開に至らなかったとしたら、
人はどのように考えるでしょうか?
ほとんどの場合、
「上司のせいで」、
「親のせいで」、
「あの人のせいで」・・・というように、
結果に対する「責任」を他者に押し付けようとするだろう
このように,責任を他者に押し付けてしまうと、
人はそこから一歩も前に進めなくなる
成長は止まり、
人間関係は悪くなり、
さらには,そういった展開をなおも他人のせいにして、
どんどん負のスパイラルに陥っていく
これが「真の素直さ」から来る
行動の末路と本当にいえるのだろうか
そうではないはずだ
それでは、「真の素直さ」とはどんな概念と理解すればよいのか
松下幸之助は、
人の意見に謙虚に耳を傾けること、
あらゆることから謙虚に学ぶことが
「素直な心」であると説いている
さて,このような説明の中に、
「人の意見をとにかく採用しろ」とは一切書かれていない
「人の意見を聴く」という表現に触れた時に、
「人の意見を聴くこと」=「人の意見を採用すること」
だと勘違いされている方が一定数いる
しかし、人の意見を聴くというのは、
他者の考えという情報を主観を交えず
自分の頭にインプットする行為であって、
それを採用して行動選択するかどうかは
もっぱら個々人の判断に委ねられている
そう、
上司の命令であろうが、
親が言ったことであろうが、
自分が尊敬する人のアドバイスであろうが、
その意見を基に行動するのか、
それとも別な考えの基に行動するのかという
「判断」は、
もっぱら自分自身の「責任」なのだ
人は、自分自身の脳内にある情報を基に、
自分自身で,どんな行動をとるべきかを考え(=判断)、
その判断に基づいて行動を選択している。
人は誰かに強制的に操られている
ロボットではないので,
これは間違いなく原則なのだ
そうであるなら、
自らの判断(=意思決定)に基づいて
自ら選択した行動の結果である以上、
その責任は誰でもなく自分自身が負うべきものだ
誰のせいにすることもできない
人の行動に伴う、
「判断・選択・責任」はワンセットということ
松下幸之助の言う「素直さ」とは、
このような「判断・選択・責任」という
流れの前提となる脳内の情報を
インプットする作業について、
どんな相手であっても謙虚に耳を傾け、
どんな出来事からも謙虚に学びましょうという姿勢なのある
例えば、
部下・後輩の意見に耳を傾けようとしない
上司・先輩というのはどこの世界もいる
こういう人は,「素直さ」がないということなのです
子供の声に耳を貸そうとしない親もそうです
幸運にも、
私の周りには「素直な心」をお持ちの人生の先輩方が数多くいる
私より20年以上も
社会の第一線で素晴らしい成果を上げてこられた方が、
私のような若輩者の話に対して
本当に真剣に耳を傾けてくださり、
感謝の言葉まで述べてくれる
素晴らしいご姿勢であり、心から尊敬している
そして,自分も「素直さ」を持ち続け、
そのような先輩方と肩を並べられる存在になってきた
実際、「素直な心」を意識して
他者のお話を聞いていると、
本当にたくさんの発見があり、
どんな相手であっても、
どんなお話からも、
常に自分の成長につながる
学びは得られると実感している
あなたの実生活でも必ず応用できる
元々、
私は「人生に無駄なことは1つもない」
というのが学生時代からの信条でしたが、
松下幸之助の「素直な心」のお話を知って以来、
日々の色々な経験からたくさんの情報が得られることにより
いっそう気づくことができ、
さらに人生が楽しくなった
素直な心を持てない人は、
日々の経験から得られるたくさんの情報を
自分の血肉とすることができず、
(短期的な成功はともかく)
持続的・長期的な成長・成功は望めない
素直な心を持てない人は、
「どうせこの人に言っても無駄だ」と思われて、
他者が意見を言ってくれなくなり、孤立してしまう
素直な心を持てない人は、
謙虚に人のお話に耳を傾けることができないので,
人間関係の良好化が望めない
「素直な心」=『真の素直さ』である
だから、
真の素直さが経営において、
成功するうえで最も大切だ
このことを知ることができたあなたは何をすればよいか
もう明確だよね



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